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第48回日本免疫学会学術集会 会期:2019年12月11日(水)~13日(金) 会場:アクトシティ浜松 会長:黒崎知博(大阪大学)

会長挨拶

第48回日本免疫学会学術集会会長 黒崎 知博

第48回日本免疫学会学術集会

会長 黒崎 知博

本年2019年12月11日(水)-13日(金)の3日間、アクトシティ浜松において第48回日本免疫学会学術集会が開催されます。会長を務めさせていただいております大阪大学の黒崎です。

1983年に、一度浜松で開催されたことがありますが、今回は2度目になります。いろいろ調べてみますと、浜松は、発表会場・ポスター会場・宿泊施設がJR駅に直結した形で、非常にコンパクトに纏まっており、参加者が約2000人程度の免疫学会学術集会では理想的な立地であることがわかりました。この立地条件を生かした「合宿」「免疫Campus」スタイルで、シニアー、中堅、若手研究者、学生がミングルしながら、シンポジウム・ワークショップ・ポスター発表をつうじて、「熱く、免疫研究を、語ってもらう」よう期待いたしております。又、「美味なものを食しながら議論する。」のも重要なファクターであります。いままでの学術集会にもまして会員懇親会を盛り上げる、の気合で頑張っております。「いつもと一味違う浜松での学術集会」にふるってご参加いただければと思います。

申し上げるまでもありませんが、科学の本質は、「今までどこまで解っているのか」、「何が解っていないのか」、「どのような斬新なアプローチで、この未解決の問題を解ろうとするのか」、ということにつきるのではないでしょうか。その意味で、シンポジウムの直前に実施するoverview talkは大変重要と思っています。できるだけ平易に、領域外の研究者にも分かり易く、「今どこまで解っているのか」「何が解っていないのか」を要約していただくようお願いしております。又、「どのようなアプローチで~」に関しては、最新の解析機器、最新の治療薬・治療法の紹介を含むテクニカルセミナー、クリニカルセミナーの充実を重点目標に掲げております。是非ともランチョンセミナーにも積極的にご参加いただき、基礎から臨床まで新しいアプローチの長所・短所を把握して頂き、会員の皆様のご研究にfeed-backして頂ければ幸いです。

最後に、真の意味での免疫学の発展のためには、けっして「日本免疫学会」だけで閉じていてはいけません。最近の日本免疫学会学術集会でも意図されてきましたように、「基礎免疫」と「human immunology」の双方向的feed-forwardの充実、諸外国との免疫学会との連携の充実は、言うまでもありませんし、ますます図るよういろいろ工夫を凝らしております。又、それに加えて、日本の関連学会、今回はアレルギー学会ですが、これらの学会との共催シンポジウムの開催等も試みていく所存です。是非とも、この機会を利用して、会員の皆さんの研究の幅を拡げていっていただければ幸いです。

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