第37回日本臨床リウマチ学会 ポスター

第37回日本臨床リウマチ学会

会長挨拶

会長:渥美達也

第37回日本臨床リウマチ学会
会長 渥美 達也
(北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室 教授)

このたび、第37回日本臨床リウマチ学会学術集会の会長を拝命し、たいへん光栄に存じます。

日本臨床リウマチ学会の源流は「関西リウマチ学会」であり、その第1回学術集会(河北成一先生会長)は1987年に大津にて開催されました。その後、議論の地域を全国に広めるべく、第8回学術集会(岸本進先生会長)からは日本臨床リウマチ学会として開催され、開催地も関西から全国各地へ広まっていきました。北海道地区からも積極的な参加があり、学術集会を北海道が主催するのは、第18回(小池隆夫先生会長)、第25回(佐川昭先生会長:会場は東京)に続いて、今回で3回目となります。

本学術集会は、歴代の理事・評議員そして36人の会長をつとめられた先生方のご尽力により、リウマチ学の臨床応用および臨床研究の議論の場としての立場が明確です。とりわけ、貴重な症例報告が多数口頭発表され、それぞれの症例の病態・診断・治療について有意義な議論が展開するのが特徴です。令和の時代になって高度で先進的な診療がおこなわれるようになっても、その礎となるのは先人がひとりひとりの患者を診療し、それを積み重ねて来た人類の経験値です。一例や二例の経験では何もいえない、などという意見を吹き飛ばす、疾患の神髄に迫るケースレポートをお待ちいたしております。リウマチ学のビギナーが自ら経験したケースを口頭発表し議論できる登竜門としても貴重な学術集会ですので、ぜひ若手からの多くの演題を登録いただきたいと思います。

今回の学術集会は、パンデミックが鎮静下していることを想定して、現時点では札幌の東区にある札幌コンベンションセンターを会場におこなわれる予定です。新型コロナウイルスの蔓延による行動の制限が長期化し、社会に暗い陰りがかかっているような感じが続いていますが、そんな状況でもリウマチ学は確実に進歩しています。そして、目をあいてはいられないほどの光の箭(や)に覆われている1)、明るいリウマチ学の未来を信じて、我々に何ができるか、何をすべきか、十分に議論できる学術集会となることを願ってやみません。

1)阿部保(北海道大学文学部名誉教授):「光の賛歌」より

2022年1月

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