第18回日本内分泌学会九州支部学術集会

会長挨拶

会長 田中 良哉 第18回日本内分泌学会九州支部学術集会 会長 田中 良哉
(産業医科大学医学部第1内科学講座 教授)

第18回日本内分泌学会九州支部学術集会の会長を拝命しました。関係の皆様のご支援には心より感謝申し上げます。平成30年8月25日(土)、福岡市の九州大学医学部百年講堂に於いて本会を開催すべく鋭意準備中です。メインテーマは、「九州から世界へ」です。多くの方のご参加、熱い講演と議論を期待申し上げます。

平成29年に宗像・沖ノ島と関連遺産群、平成27年に明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されたように、九州・福岡は日本の歴史の中で常に世界との文化交流の玄関でした。医学の分野でも同様で蘭学などの入口であると共に、北里柴三郎先生、橋本策先生を始め多くの偉人を輩出してきました。一方、GWAS、エピゲノム解析、iPSなどの新技術や概念は、新たな進歩を齎そうとしています。今こそ、九州から世界に向けて発信する時機です。

本学会は、内分泌代謝学に関する学理及び応用の研究についての発表及び連絡、知識の交換、情報の提供等を行うことにより、内分泌代謝学に関する研究の進歩普及を図り、もって我が国における学術の発展と人類の福祉に寄与することを目的としています。また、内分泌代謝という共通言語の下に、基礎医学、内科、小児科、外科、脳神経外科、産科婦人科、泌尿器科、歯学、薬学、理工学などに亘る学際的な交流を介して今日まで発展してきました。

私としては、平成15年に第3回の本集会を開催して15年ぶりの主宰です。内分泌代謝学も15年間に目覚ましい進歩を遂げましたが、さらなる発展のためにも、本学術集会を通じて学際的交流がさらに賦活化され、新しい技術や概念を内分泌代謝領域の疾患の病態解明や治療応用に効率的に生かすべく、九州から世界に向けて発信できる契機となればと存じます。皆様には、どうぞご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

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