第27回日本シェーグレン症候群学会学術集会

会期:2018年9月14日(金)・15日(土) 会場:リーガロイヤルホテル小倉 会長:田中良哉

ご挨拶

会長:田中良哉 第27回日本シェーグレン症候群学会学術集会
会長 田中 良哉
(産業医科大学医学部第1内科学講座 教授)

第27回日本シェーグレン症候群学会学術集会の会長を拝命しました。身に余る光栄に存じますとともに、関係の皆様のご支援には心より感謝申し上げます。平成30年9月14日(金)〜15日(土)、北九州市のリーガロイヤルホテル小倉に於いて本会を開催すべく鋭意準備中です。メインテーマは「シェーグレン症候群、IgG4-RDの治療の新展開に向けて」です。小倉駅に隣接した交通至便な会場ですので、多くの方のご参加と熱い講演と議論を期待申し上げます。

本学会は、日本におけるシェーグレン症候群の実態調査、病因や病態の解明、診断、治療などの向上を計ることを目的としています。眼・口腔乾燥症候を超えて、全身の臓器障害のメカニズムや治療について、基礎医学、内科学、小児科学、耳鼻咽喉科学、眼科学、歯学、薬学、理工学などに亘る比類のない学際的な交流を介して今日まで発展してきました。その結果、IgG4関連疾患という新たな疾患概念を世界に向けて発信することができました。

21世紀における生物学的製剤の台頭は、自己免疫疾患の治療にパラダイムシフトを齎しました。関節リウマチに対するTNF, IL-6の標的治療、CTLA4-Ig蛋白、さらに低分子化合物によるJAK標的治療などはその好例です。基礎研究から臨床応用への速やかで、確実なトランスレーションの結果です。シェーグレン症候群やIgG4関連疾患においても、治療のストラテジーを再構築する新たな段階に突入しています。学際的協力に加えて、産学協同も強力な原動力となります。本学会の目的にご賛同戴き、ご支援の程宜しくお願い致します。

これらの使命を鑑み、シェーグレン症候群やIgG4関連疾患に関連する最新研究発表の場を提供すると同時に、生命原理の理解を基礎に多くの疾患や難病の克服と健康維持に資する学術集会とすべく、鋭意準備を進めております。全体懇親会は九州開催の特徴を生かした趣向を凝らします。幅広い分野から多数の方々がご興味を持って参加し、熱い討論をして下さるよう期待致します。皆様には、どうぞご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

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